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2017年12月

2017年12月13日 (水)

『フィリップ・K・ディックの世界』ポール・ウィリアムズ読了

この本はペヨトル工房から1991年出た本を一部改訳したとある。とすれば、多分買ってあると思うが、引越しで本は貸しコンテナの中の段ボールのどれかに入っているはずだが、今は捜す気力もないし、そもそも有るのか、本当に読んだのか記憶も覚束ない。この本にはディックの家襲撃事件をもとにポールがディックにインタヴューしているわけだが、それが事件の解明を口実にディックの創作の秘密に迫っている構造になっている。ディックはSFではなく主流小説を書きたかったが、それは生前あまり評価されなかった。わたしも「戦争が終り、世界の終りがが始まった」とか「ニックとグリマング」とか読んだ気がするが、あまり印象に残っていない。数年前の処女作「市に虎声あらん」は面白かった。一番はじめにPKDを知ったのは早川の世界SF全集の「虚空の眼」でベスターの「虎よ!虎よ!」と一緒の巻だった。それから「火星のタイムスリップ」「パーマー・エルドリッチの三つの聖痕」これは珍しくハードカバー。「ユービック」等々。一番好きなのは「暗闇のスキャナー」。サンリオには随分お世話になった。やはりPKDが好きな人にはこの本は読んどくべきだろうな。ディックの小説は詳細は理解できなくてもO.K。哀しく感じられればそれが全て。昨日スピルバーグの映画「マイノリティ・リポート」を観たが、プレコグなんて久しぶりに聞いた。懐かしい。面白かったけど、説明多すぎだろう。もっと気楽に作って、エンディングも暗めでと思った。

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