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2017年1月

2017年1月15日 (日)

『名前のない街 ロシア幻想短編集Ⅱ』A.Kトルストイ、V.オドエフスキー他

6篇の短編集。
・ヴルダラクの家族(A.Kトルストイ)吸血鬼の家族、スティーヴン・キングの「呪われた町」のような。実際、家族が吸血鬼になったらこうなるんだろうな。主人公の能天気なところがいい。
・吸血鬼(ステーチキン)題名とはちょっと違った吸血鬼もの。人間はみんなそういう資質を持っている。
・名前のない街(オドエフスキー)功利主義の街が滅びさるまで。
・ザラ王女(グミーリョフ)アフリカが舞台の御伽噺。あまりにも男が悲しすぎる。
・乾杯(クプーリン)革命の熱き血潮
・生ける家具(ゾズーリャ)やはり「家畜人ヤプー」や平野仁の「青春の尻尾」を思い出す。

初版第2刷になっていた。売れ行きがいいのは喜ばしい。

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2017年1月10日 (火)

『ロシア幻想短編集』ツルゲーネフ、ソログープ他を読む

7篇からなる。
1.オルゴールの中の街(オドエフスキー)おとぎ話のよう。
2.勝ち誇る愛の歌(ツルゲーネフ)私には一番面白かった。これも愛なのだろうか。
3.酔っ払いと素面の悪魔との会話(チェーホフ)なんか同じような話を読んだような。昨日読んだ水木しげるの貸本版「悪魔くん」まもう少しクールな俗物だった。
4.夢(クプーリン)幻視者の夢
5.獣が即位した国(ソログープ)これも面白い。やはり体制批判なのか。
6.ストラディヴァリウスのヴァイオリン(グミリョーフ)訳注によるとストラディヴァリウス自体がストラディヴァリの作った弦楽器だから・・・でも話は面白い。より高みを目指すなら悪魔にも魂を売る芸術家魂。
7.魔法の不名誉(グリーン)ここでもグリーンは暗い。同じ題材でも本来のグリーンならもっと明るくできたろうに。

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