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2016年12月22日 (木)

『ロシアSF短編集 A.ボグダーノフ、E.ゾズーリャ他』読了

6つの短編。
1.地球の生涯の二日(オドエフスキー)・・終末もの 二つのパターン 
2.不死の祭日(ボグダーノフ)・・アメリカのガーンズバッグのラルフみたいな未来もの。「有機体の自然発生的生成と生命なき物質への精神付与に関する問題」を解決した。この神はあとは何をすればいいのだろう。
3.祖先たち(ステーチキン)・・地底旅行のような失われた世界のような。よりウェットな良作。
4.王の庭園(クプリーン)・・進歩のあとの退廃と人間性。
5.アクと人類の物語(ゾズーリャ)・・明らかな体制批判。アクは共産主義の神。
6.火星に行った男(アレリスキー)・・天才科学者と火星から聞こえる未知の音。余韻を残す。

ロシア・ソ連のSFは面白い。あとがきにある深見弾の創元推理文庫の「ロシア・ソビエトSF傑作集」上下2巻やプログレス出版の短編集「よくできた惑星」以来の短編集だ。個人的にはストルガツキー兄弟の大ファンだが、ロシア・ソビエトSFは長編「蟻塚の中の甲虫」と同様に短編でも奥が深いものが多い気がする。

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