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2016年3月

2016年3月16日 (水)

アレクサンドル・ベリャーエフ『眠らぬ人 ワグナー教授の発明』を読む

SFの古典名作「ドウエル教授の首」のベリャーエフ、1920年代のロシア革命後の作品。マッドサイエンティストものかな。文字通り眠らぬワグナー教授の奇想天外な発明。エドモンド・ハミルトンの「フェッセンデンの宇宙」の先取りみたいなアイデアもある。だけど眠らぬ発明がボルシェヴィキの手に渡った後のことは書いていない。ヒカシューの歌じゃないけど「そこは廃墟かはたまた暗闇」になるのを知っていたのだろう。SFの古典は今より自由で奇想天外で愉快なアイデアのものが多い。ジュブナイルにしやすい面もある。当然、現代小説の元ネタ的なものも多い。京極の「魍魎の匣」や「ルー=ガルー」なんか本人が意識しているかどうか知らないが「ドウエル教授の首」が入っているだろう。今更だけど。次は「アフリカの事件簿」を読むぞ。

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