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2014年12月

2014年12月21日 (日)

『リアル14』

今回は、高橋がようやく動き出した。全体に前回の白鳥に比べておとなしいのは、しょうがないか。そういえば前に「マンガ夜話」でリアルを取り上げていたのを最近見た。このマンガの面白さについていけてない感じ。「マンガは誇張」からなる。それを聞いたのは自分の姉からだ。姉は自分で考えたのか、誰かの受け売りかは判らない。その誇張の中で白鳥の回は盛り上がったのは当然だ。また野宮は観察者というが、野宮は娘が言うように健常者にとって一番の主人公だ。彼のキャラの誇張の中に若者はリアリティを観る。彼は常に読者にとってリアルな存在なんだと思う。このマンガは誇張そのものでリアルを描き尽くそうという筆者の挑戦だと思う。次巻期待。

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2014年12月17日 (水)

『ホビット 決戦のゆくえ』を観た

ホビット三部作の最終章。相変わらずのチャンバラ映画。腐しながら観る方も観る方だけど。一冊の本で映画3本とるなんて、まるでビルボの引き伸ばされた人生みたい。そう意味では原作に忠実か?昔、映画館で見バクシの指輪物語のアニメよりましか、あれは原作読んでいてもきつかった上、未完だったし。スピンアウトがでるかな「トム・ボンバディルの冒険」とか。

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2014年12月 8日 (月)

エステルハージ・ペーテル『女がいる』 読了

『ハーン=ハーン伯爵夫人のまなざしードナウを下ってー』からペーテル2冊目。変わった本、97の断章からなる。大喜利じゃないが、お題は殆どが「女がいる」そのあとに僕を愛している、憎んでいるetc.性=存在=愛憎=セックス・・・。多分はじめの一文「女がいる」があとの文章を支配しているため、その猥褻さや、下劣な表現を一段上げている。そこが貴族の末裔たる所以だろうか。じゃ『「女は僕を憎んでいる」がいる』はどうだろう。もう単純に存在=愛憎ということか。もう性は女も男の区別もなく存在し、愛も憎しみも分離することはできない。ハーラン・エリスンみたく『愛なんてセックスの書き間違い』(この本もなかなか出ない)と開き直らないで女がいる。僕を愛していると書くほうが確かに品が良い。ところでハンガリーと言えば『悪童日記』のアゴタ・クリストフが有名だけど、この本のあとがきによると本当はクリシュトーフ・アーゴタというのが正式らしい。多分、重訳なんだろうな、前に読んだのは。悪童日記3部作は本当に哀しかった。それからするとペーテルはいろんな意味でいいな。

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