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2014年8月

2014年8月19日 (火)

PKD&レイ・ネルソン『ガニメデ支配』読了

共著作者のレイ・ネルソンはカーペンターの「ゼイ・リブ」の原作を書いた人。でも圧倒的にPKDらしいSF。ガチャガチャと物語は進行し終わりを迎える。この作品はエース・ブックスに買われたとのことで、ビートルズのペイパーバック・ライターが浮かんでくる。そこで尺を合わされたらしい。「非在の女」ノーウェア・ガール。結局・南極さっぱり意味がわからないが、これもビートルズの「ひとりぼっちのあいつ」ノーウェア・マンを思い出す。支離滅裂になったが、なんといってもディックの世界。ガニメデ人の精神世界とテネシーの俗物野郎がごちゃ混ぜになって、マルコムXみたいなパーシィXが活躍し、LSDの世界みたいな幻視現象が世界を覆う。傑作とは言えないが、時間は潰せる。そう時間が潰れた世界、それがPKDの世界だ。なんて。

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2014年8月15日 (金)

ソウル・バス『フェイズⅣ 戦慄!昆虫パニック』1974を観る

昆虫というかミュータント蟻と人間との戦い。SFのジャンルだと進化、侵略テーマかな。この映画も名作だ。蟻の撮影が凄いのでエンドロールを眺めていたらKen Middlehamという人が昆虫撮影監督だった。検索したらYOU TUBEでしっかり紹介されていた。WIKIはなぜかドイツ語版しかなかったが、こういう丁寧でリアルな描写はSFでは映画では必須だ。当時CGもなかった頃に大したものだと思う。ベトナム戦争後の映画とすればこのラストは暗示的だなと思うけど、考えすぎか。付け足しだけど、この蟻は少なくともハンター×ハンターのキメラ=アントより賢くて強い蟻だ。

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2014年8月 7日 (木)

みなもと太郎『風雲児たち幕末篇24』読了

今回の風雲児は堀利煕とヒュースケン。後書きによるとまだ半分の地点で完結まであと13年は掛かるらしい。それでも書き足らなかった話があるらしい。ベルセルクも先が見えないし、読者の自分こそ二つの漫画の完結篇までついていけるかどうか不安だ。

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松本大洋『Sunny⑤』読了

確かにハードボイルドな人情漫画だな。相変わらず絵がうまい、ストーリーが面白い。めぐむが思わず号泣したときは、つられて泣きそうになった。

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2014年8月 3日 (日)

ヒカシュー『ヒカシュースーパー』『ヒカシュースーパー2』を聴く

ヒカシューの思い出。今までライブなるものは4回しか行ってない。内2回がヒカシュー。あと一回がベンチャーズ。これもヒカシューが前座をやるとかいうので確か横浜まで行ったのに、出演せずベンチャーズを聞いて帰った。あとの1回はまだフレディ・マーキュリーが健在のころのクイーンの西武球場でのコンサート。ヒカシューは池袋の文芸坐と渋谷公会堂に2回行った。文芸坐には結婚前の妻と行った。そもそもヒカシューにはまったのはテレビで偶然「モーニングウォーター」を聴いたからだ。表題の2枚のCDには残念ながら入ってない。「はなうたはじめ」以降ご無沙汰だったのに、なぜ突然ヒカシューを買ったのか。それは無理矢理言うと「モンド9」で久しぶりにSFを読んだからだと思う。ヒカシューはSFぽい。巻上公一のヴォーカルは変幻自在でかつ明確だ。遊び心もある。渋谷公会堂では海琳正道がケペル先生の着ぐるみで何でも考えかんでも知ってをやって滑っていた。確か加藤和彦も来ていたような気がする。それとも近田晴夫だったか。あまり昔のことは思い出さないようにしているのだが、ヒカシューはいつ聴いてもいいな。明日からは通勤の車のナビで聴こう。

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