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2014年7月10日 (木)

ヴィクトル・ペレーヴィン『ジェネレーション〈P〉』読了

まずはペプシ対コカのCM「Pepsi-Cola Monkey Lost Interest - New Generation US」をyoutubeで見てから。
キャッチは'BE YOUNG' 'HAVE FUN' 'DRINK PEPSI' 題名のPはペプシのP。ロシアではペプシが優勢だったみたいだ。それがソ連崩壊後の屈折したロシア人気質、感覚に合ったらしい。CMのシナリオライターをめぐるドラッグ、世界的な陰謀等々、ペレーヴィンの衒学趣味の中で展開する。そういえばもう30年以上前に新商品のシナリオを素人なりに考えて、ジョン・ウェインの映画の題名をパクってキャッチコピーの真似事をしたことを思い出した。赤面物だな。そういうことを思い出すなんて、なんだろうこの古臭さは。テレビでの印象操作。SF映画の「アキュムレーター1」みたい。始めのペプシの画質の悪いCM(多分ビデオでとってダビングしてDVD 化したみたいな年代もの)のような過去の思い出。確かに主人公も最後はコカ・コーラに乗り換える、結局、ゲバラのご託宣オーラル・アナル・排出後ワオのように世の中は単純化され、最後はコーラの猿のオーラルワオが勝ち<P>世代は退場し、かくしてロシア人気質も終了。ペレーヴィンらしいと言えばそうなんだが、何か私には物足らない一冊でした。(ここで主人公のようにメモ:マーク・ペンダグラスト「コカ・コーラ帝国の興亡―100年の商魂と生き残り戦略」は面白い)

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