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2014年7月31日 (木)

ダリオ・トナーニ 『モンド9 (モンドノーヴェ)』を読む

久しぶりのSF。イタリアと言えばカルヴィーノ、ブッツァーティか。ダリオ・トナーニのスチームパンクが何を意味するかは判らないが、先の二人とは全然違う、エンターテインメントに富んだグロテスクな作品だ。機械、金属と人間の融合。諸星大二郎の「生物都市」とは違う、大友克洋の「アキラ」の鉄雄の方が近いか。最初の砂はレムの「無敵」やこれも大友の「SOUND OF SAND」か。発想自体はバラードの「結晶世界」てな風に色んなSFや漫画が思い浮かぶ。<錆喰らいアザミ>は何故かスーパーマリオのパックンフラワーみたい。世界観が暗いだの地獄のようなのだかはどうでも良い。SFは面白ければいいのだ。その点この作品はセンス・オブ・ワンダーに満ちている。続編もあるとのこと楽しみだ。

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