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2011年3月 5日 (土)

『ゾラン・ジフコヴィッチの不思議な物語 』読了

ゾラン・ジフコヴィッチはユーゴスラビアの作家。ユーゴと言えばダニロ・キシュもそうだった。まず「ティーショップ」まず驚くのは4ページもあるお茶のメニュー。多分ハーブティーだろう。主人公のグレタもまずはいつものカモミールティーを頼もうとする。ローマンだろうかジャーマンだろうか。結局は物語のお茶を選ぶ。いいな、この出だし。人生は謎、物語に値するものが必要、グレタは賢い選択をしたと思う。結局はカモミールティー以上の安らぎを得ただろう。「火事」悪夢もまた日常の一部。マーサの乾いた日常の方が悪夢か。「換気口」ちょっとスティーヴン・キングの「デッド・ゾーン」を思ったが、それよりも悲惨か。ブラッドベリの「大鎌」のように次の役割を担う人間が選ばれるのかと思ってしまう。ゾラン・ジフコヴィッチはもっと読んで見たい作家だ。

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