« 『遊星からの物体X』ジョン・カーペンターを観る | トップページ | ジョン・ウェイン主演『硫黄島の砂』1949を観る »

2011年1月22日 (土)

『きょうも上天気』SF短編傑作選を読む

SF翻訳者浅倉久志を偲ぶ短編集『オメラスから歩みさる人々』ル・グィン彼女の作品は好きだったんだが、多分こんな作品を書く頃から離れた。苦しい。『コーラルDの雲の彫刻師』バラード良い作品だけど『溺れた巨人』にして欲しかった。『ひる』シェクリイ諸星大二郎の怒々山博士『陽はまたのぼる』の元ネタ、ウルトラQのバルンガの元ネタでもある。諸星ではひるがサナダ虫に変わっている。宇宙侵略物の傑作。『きょうも上天気』ビクスビイ表題作、SF短編の最高傑作これと『冷たい方程式』は双璧。アントニー坊やほど怖いキャラはそういない。『ロト』ムーア、題名がネタバレ、結局この男は災厄よりも妻から逃げたかったんだろう。『時は金』レナルズ、タイムトラベル、微妙『空飛ぶヴォルプラ』グイン、創世主ものならフェッセンデンの宇宙やサンドキングスの方が好みだが、訳者が違うか。『明日も明日もその明日も』ヴォネガット・ジュニア不老不死テーマ、So it goes.『時間宇宙士へのささやかな贈物』ディック、この短編は何回読んだろう。ディックの小説には破綻がつきものだが、だからこそこの現実を見る目は幻視者の名に相応しい。大抵読んだはずの短編だが、やっぱりSFはいいなあ。

|

« 『遊星からの物体X』ジョン・カーペンターを観る | トップページ | ジョン・ウェイン主演『硫黄島の砂』1949を観る »