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2010年11月

2010年11月28日 (日)

『リアル』10

やっと10巻目。次は1年後か。読み始めの頃、子どもが読んで主人公、野宮でしょうと言った。自分は清春とばかり思い込んで読んでいたから、少しショックだった。10巻目、野宮、久信、清春が動き始める。周囲の人間もつられて動く。子どもにとって健常の野宮の存在、行動が一番わかり易かったのかもと思う。でも、もう誰が主人公という昔の漫画でないのかも知れない。先が見えすぎて、逆に身動きできない状態をなんとかもがいてブレークスルーしたいという若者たちの息使いが、伝わってくるような気がする。大人は清春の父親のようにただ祈るだけの頼りない存在にしか見えないのだろう、そこに愛は十分感じても、それだけの存在。

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2010年11月24日 (水)

「限りなき夏」クリストファー・プリースト

これ、河出文庫のアンソロジーに出てるらしい。持っているけど読んでないな・・・。なんか気味の悪い未来の盗撮者?最後はハッピーなんか?純愛ものなら、梶尾真治の「美亜へ贈る真珠」の方がきれいだな。ボブ・ショーのスロー・グラスなんかも感じる。クリストファー・プリースト有名なんだけど、全然読んでいない。他のも読みたい気にはなる作家だ。

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2010年11月22日 (月)

「商人と錬金術師の門」テッド・チャン

『ここがウィネトカなら、きみはジュディ』時間SF傑作選読み始め。久々のテッド・チャン。面白いけど、少し期待はずれ。チャンならもっと面白いやつが書けたはずと思ってしまう。自分の中では、ハインラインの「輪廻の蛇」みたいの期待してたのかな。

トマス・ピンチョンの『逆光』が発売されたみたいだ。ウーン、読みたい。彼の作品は短編集『スロー・ラーナー』と長編『重力の虹』しか読んでいないけど、『重力の虹』には押しつぶされた。何が何だか判らないストーリー展開、多層、多次元世界、何よりも魅力的な絢爛たる文章。今、買うと多分年内に読み切らないだろうし、積んでる本も目の前に5冊あるし、悩むなぁ。

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2010年11月18日 (木)

イルカ勲章

「サターンの時代」でイルカ勲章(無重力セックスのこと)が出てくる。それで少し調べた。もともとは1961年のアメリカのグリーンバンクにある米国立電波天文台で開かれた「地球外の知的生命」に関する会議、通称グリーンバンク会議から生まれたものらしい。そこにイルカの言葉の専門家J・C・リリーがいたので、会議のメンバーがふざけて「イルカ勲章 Order of the Dolphin」を制定したらしい。会議の最中にメルビン・カルビンがノーベル賞を受賞し古代ギリシャの金貨のイルカの模様をかたどったメダルを会議者全員に配った。(「われわれは孤独ではない」ウォルター・サリバン 早川書房から)メルビン・カルビンが昔、来日して講演聞いたような気がするけど、自信がない。ボケてるなぁ。で、それと無重力セックスがどう結びつくかは、はっきりしない。多分、無重力セックスが可能ならば、イルカのセックス(YouTubeでは4頭が戯れていた)と似たようなものだろうと意見もあるみたいだから、物語の彼等に「イルカ勲章」とタブロイド誌かなんかが揶揄して授与したのかも知れない。話はまた変わるが先に引用したサリバンの本にソ連のシコロフスキーが出てくる。これは「主任設計者」の影の主人公じゃないか。驚いた。確かに我々は孤独ではない。

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『ワイオミング生まれの宇宙飛行士』読了

タイトル作の『ワイオミング生まれの宇宙飛行士』は久々にSF読んだ感じ。話がうまい。このアンソロジーでは一番良かった。次は『主任設計者』『月その六』あたりか。クラークは共作するようになってからあんまり面白くない。次は『ここがウィネトカなら、きみはジュディ』時間SF傑作選を読むぞ。なんかヘンリー・カットナーの作品の題名みたいだな。と思って調べたら『ボロゴーヴはミムジィ』だった。似てない。ああ眠くなった。

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2010年11月 8日 (月)

「サターン時代」ウィリアム・バートン

『ワイオミング生まれの宇宙飛行士』中の第ニ作目。ハードSF好きにはたまらないんだろうな。それよりもイルカ勲章の由来が知りたい。

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2010年11月 7日 (日)

「主任設計者」アンディ・ダンカン

『ワイオミング生まれの宇宙飛行士 宇宙開発SF傑作選』中の第一作目を読む。アメリカの作家が書いた、ソ連の宇宙ロケット設計者の話。極めて真面目でロシアの作品と言われても納得する。2代に亘る魅力的な「主任設計者」。つい涙腺がゆるむ。良質なSF。中村融のアンソロジーのピックアップはいいな。ここまで書いてロシアのザミャチーンの『われら』の主人公もロケット技術者だったのを思い出した。こっちの方は積分嫌いの技術者とういう妙な設定で尊敬すべきところはなかったような気がしたが、Ⅰ女史が良かったな。

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2010年11月 3日 (水)

睡眠力

ここ5年間ぐらい毎日5時間ぐらいの睡眠時間。早朝覚醒。熟睡感もない浅い眠り。医者に睡眠薬をもらっても余り変わらない。寝つきは良い方だからまだましと思っている。睡眠薬も短時間、中時間、長時間型と分かれており、それぞれ持続時間、半減期が異なる。短時間は効かず、長時間は起きた後、頭がボーっとするので、気休めに中時間型を処方してもらっている。水木しげるが睡眠にも体力がいると言っていたがそのとおりだ。ホーキングが神はいないと言っていたが、もしいたとしても生命の木を人間に渡さないような神だし、人間の寿命もメトセラを除いて50歳ぐらいまでを適当に設定したに違いない。まあそれに抗って生きているから不都合が生じると思えば納得できなくはない。それにしても若い頃のように熟睡したい。ナポレオンも3時間しか眠らなかったらしいし、昔の受験勉強も4当5落と言われ、睡眠不足で死ぬことはないんだろうけど。

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