「まんが学特講」
講師 みなもと太郎 受講生 大塚英志
「目からウロコの戦後漫画史」という副題に惹かれて読んだが、かなりの部分は「さいとうたかを」に関するものであり、ゴルゴを流し読みしてた自分には物足らなかった。みなもと太郎の話の部分は面白いのに、受講生喋りすぎ。ただまんががカラーではなく白黒になったのは挿絵の岩田専太郎の影響があるという指摘はそれこそ目からうろこだった。あと「ホモホモセブン」も当時飛ばし読みしていたし、女性漫画にも興味はないし、好きな諸星大二郎に関する部分は一行(正確に言えば半行)だったりして、がっかり。それとと気になったのは脚注の各漫画家の紹介で大学の教授をしている人は必ずそのことを書いていた。この受講生自身も教授らしいが、なんかコンプレックスあるのかな。
「免疫学個人授業」 南伸坊、多田富雄の方が面白かったな。全然話は違うけど。
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