2018年10月26日 (金)

シェイクスピア11『ペリクリーズ』松岡和子訳・ちくま文庫読了

タイアの領主ペリクリーズの苦難の冒険。めでたし、めでたし。ハッピーエンドが好きです。昔の船はよく難破するな。

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2018年9月23日 (日)

シェイクスピア10『ヴェニスの商人』松岡和子訳・ちくま文庫読了

有名な小説。これは昔読んだ気がする。ユダヤ人シャイロックの悲劇。今に続く復讐譚だと思うと気が重い。シェイクスピアは相変わらず軽快に筆を進めているが・・・

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2018年9月11日 (火)

『FUNGI 菌類小説選集』第二コロニー読了

12の短編からなる。元々は第一コロニーと合わせて一冊の短編集らしい。キノコと黴の話。この第二コロニーで面白かったのは「やつらはまずブタを迎えに来る」怪奇アクション。「黒花の微塵」正統ラブクラフト調。「ど真ん中の怪物」怪作。「死者たちの夢見るところ」ぞくっとする。キノコの擬人化が多いのは「マタンゴ」のせいか。「ベルセルク」の妖獣にも男根ぽいのが多い気がするし、なにかキノコは陰湿なイメージもあるのかな。自分はあまりそう気にならないが、それより黴の方が嫌だな。ところで訳者の野村さんは「ミスカトニック大学」中退らしい。happy01

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2018年9月 6日 (木)

PKD原作「高い城の男」アマゾンビデオを観る

シーズン1,2合わせて1時間ほどのドラマが20巻。歴史改変SF。昔読んだ早川の銀背と内容が違うような。忘れてしまった。20時間ぐらい見て言うのもなんだけど、こんなにメロドラマで冗長だったっけ。とにかく私にとってジュリアナが全然魅力的じゃないんだよ。日本人もなんだかなぁ。PKDの原作だからつい最後まで見たというのが率直な感想。フィルムがワブ革の聖書の方が良かったのに。

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2018年9月 3日 (月)

『FUNGI 菌類小説選集』第一コロニー読了

11篇からなる黴・きのこ、酵母の怪奇小説集。第二コロニーもある。少し前に買ってこれは「マタンゴ」を先にみなくてはとDVDで「マタンゴ」を見て、ようやく第一コロニーを読み終えた。解説によるとホジソンの「夜の声」あたりがこの手の小説としての源流らしいが、たぶん読んでいると思うのだが、ホジソンは豚の話しか記憶にない。この小説集は結構面白い。お薦めは「タビー・マンガス、真菌デブっちょ」意匠陰毛細工師って。「咲き残りのサルビア」解説にあったが西部劇のような、「明日に向かって撃て」のような読後感。「白い手」架空きのこ辞典、とても詩的。「パルテンの巡礼者」こういう侵略ものがあったとは。「野生のキノコ」ポーランドのキノコ小説(「昼の家、夜の家」オルガトカルチュク)みたいなところもある。他のラブクラフト風のも楽しめた。   

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2018年9月 1日 (土)

『フィリップ・K・ディックのエレクトリック・ドリームズ』を観る

アマゾンでみた。PKDの10の短編をそれぞれもとにしたビデオ。今年の1月12日配信とある。全然知らなかった。3日間でシーズン1を見た。みんなほぼ満足。ディックのロボット、ミュータント、幻視、本物、偽物、体制に対する不信、愛が混載されていて満足。「クレイジー・ダイアモンド」はピンクフロイドでお前はシド・バレットかというセリフもあるから間違いないだろう。ディックと交遊があったのかしら。「父さんに似たもの」はあんなにフィニィの「盗まれた町」(ボディ・スナッチャー」に似ていたかしら。ともかく面白かった。シーズン2も希望。正直PKDのサンリオ文庫を出版次第読んでいた時が一番良かったな。

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2018年8月27日 (月)

シェイクスピア9『ウィンザーの陽気な女房たち』松岡和子訳・ちくま文庫読了

翻訳は難しい。今回はウェールズ訛りにフランス訛り。小泉八雲のヘルン語じゃないが、登場人物の人柄をも表現しなければならないから一層大変だ。内容は題名から想像できるように喜劇。フォルスタッフにとっては悲劇か。シェークスピアってなんでもかけるんだな、今更だけど。

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2018年8月12日 (日)

シェイクスピア8『テンペスト』松岡和子訳・ちくま文庫読了

魔法使い、魔女の子、妖精、復讐譚。後書きによるとこの作品がシェイクスピアが一人で書いた最後の作品らしい。ハッピーエンド。あとはグッド・バイ。主人公のプロスペローのようにいろいろあったけど、みんな水に流してしまおうというシェイクスピアの思いなのか。嵐の後の静けさ。いしいひさいちの4コマまんがにテンペストってあったような。英語のテストでテンペストの問題が出て、主人公(バイトくん)が全然わからず嵐の中で彷徨う。ようやくテンペスト=嵐を思い出す。それがドアになっていてその光明をすがってドアを開けるとまた嵐だったというような話。我ながらどうでもいいような感想。

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2018年8月 9日 (木)

『折りたたみ北京』現代中国SFアンソロジー ケン・リュウ編

7人の作家による13のSF短編集。率直な感想。中国もやるなという驚き。確かに中国文学の残雪を読むと中国SFがこういう段階にあるというのは不思議はない。どうしてアメリカ人のテッド・チャンと切り離していたんだろう。気にいったのはハオ・ジンファン(中国漢字は難しい)の「見えない惑星」「折りたたみ北京」。「見えない惑星」は解説ではイタロ・カルヴィーノの多分「見えない都市」当たりの影響もとあるが、私はアンリ・ミショーの「幻想旅行記」を思い出した。「折りたたみ北京」は発想そのものはホセ・ファーマーの「デイワールド」ぽいが、よりリアルな感じ。昔、アメリカ自動車産業が合理化しないのは労働者の雇用のためだと言われていたが、未来?の中国でも似たようなものらしい。あとファンタジーなシア・ジア、チョン・ジンボーとかもいい。リウ・ツーシンの歴史「円」はコンピュータが出てきて諸星大二郎の孔子暗黒伝みたい。あと蛇足だがチェン・チウファンの「麗江の魚」は、自分が中学の時書いたSFに似ていた。ストレス社会に対応できない人間に保養地を提供するというアイデアだけど、自分のは結末もよりディストピアだった。変わらないなぁ。それはともかく中国SFは目が離せないな。

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2018年8月 4日 (土)

『ブレードランナー2049』を観た               

しばらく前にDVDを買って積んでおいたが、ようやく観終わった。「ブレードランナー」の続編だけどやけに謎解きに向かっていて、途中で欠伸がでた。あと格闘シーンが多いような。もう原作のPDKの「アンドロイドは電気羊の夢をみるか」とは無関係か。そういえばチャペックの「R.U.R.ロボット」も今巷で話題の生産性がなかった。レムの「泰平ヨンの未来学会議」でもロボットが「おいらにゃ、親も子もいない」とか言ってたと思う。生産性の高いロボットが生産性がない皮肉。ロボット、アンドロイド、シミュラクラ、レプリカント。雪の降る最後のシーンは前作の白い鳩が飛んでいくシーンと重なり良かった。

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